目次 < 第28話 塩の誤解 砂糖の誤解 >次の記事

第28話 塩の誤解 砂糖の誤解


塩が高血圧を誘発するのは精製塩、いわゆる食塩を摂った場合である。 海水から水分だけを蒸発させた自然海塩には、 塩化ナトリウム マグネシウム カルシューム ヨウ素 等の ミネラルがバランス良く含まれている。 しかし食塩という名の精製塩は、その中から塩化ナトリウムだけを取り出したもので その99%は純粋な化学物質である塩化ナトリウムである。

本当に塩分で高血圧になるならクジラやイルカはみんな高血圧のはずである。 塩が専売制になったのは1905年である。 その頃の塩は自然海塩に近く、塩化ナトリウムが80%を超える塩は全製品の20%ぐらいであった。 それが技術革新により、純度の高い(塩化ナトリウム)塩がつくられるようになり 1947年には塩化ナトリウムが90%を超えるものが50%となった。

実にこの時期を境に高血圧の有病率が上昇したのである。

精製塩が体に良くない最大の理由は、塩化ナトリウム以外のミネラル分を全て切り捨ててしまったことにある。 例え、そのミネラルが微量であろうと、自然界に存在する成分はすべて必要だからそこに存在しているのである。 一般的に漬けものには粗塩が使われる。当然食塩を用いるとおいしい漬物が出来ないのであるが、食塩にはべとつきを防ぐために炭酸マグネシウムが入っており、これが乳酸菌の育成を阻害するからである。

とにかく出来る限り自然海塩を使用するがよい。 但し、酸化しやすいので密閉容器に入れ保存に気配りが必要である。 塩が専売制になったのが問題ではない。塩化ナトリウムの純度が90%を超える技術革新が問題なのである。 さらに自然海塩に含まれる微量ミネラルを無視したことに問題があるのである。 ここにも自然の摂理に気付けという教えがある。 何でもかんでも純粋に近づければよいというものではない。



原料のサトウキビをしぼって加熱しただけのものが--黒砂糖。 それを更に結晶と密に分類し、精製して、結晶の純度を高めたものが精製糖である。

精製糖は

車糖 ---- 我々がふだん使っている、上砂糖 白砂糖
ざらめ糖-- グラニュ糖
加工糖---- 角砂糖 氷砂糖

に、分けられる。

なぜ白砂糖が体に良くないか? 
>それは、白砂糖が酸性度の強い食品だからである。

人間の体内は中性から弱アルカリ性が基本である。 それ故酸性食品が入ると、その中和のために体内のミネラル分が消費される。 このとき最も多く消費されるのがカルシュームである。 白砂糖の場合、それ自体にカルシュームが含まれていないので必要なカルシュームは 体内の歯や骨を溶かして供給される。

だから昔から「甘いものを食べると骨が溶ける」としかったわけである。 昔の人はうまいことを言ったものだ。

また、人間の体内におけるカルシュームとリンのバランスは1:1が理想。 白砂糖は吸収が悪いため、急速にカルシュームが消費されこの比率が崩れる。 実はこのバランスが崩れるとイライラしたり心の均衡を崩す。

糖分の吸収が速いと急速に血糖値が上昇する。(特にショ糖の吸収速度は速い。) それを抑えるためにインスリンが分泌されホメホスタシスが十分でない子供は低血糖になる。 今度は低血糖を訂正するためにアドレナリンが分泌され、アドレナリンの作用で興奮気味となり やがてはキレる子供の誕生となる訳である。アメリカでは「シュガーハイ」と言う。

特にペットボトル飲料、スナック菓子に用いられるショ糖には要注意である。
キレる原因も、以外に身近な所に原因があるのである。