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第34話 健診結果のリンパ球数をどう判断するか?

下記の表は、血液検査の結果表の一部です。リンパ球の正常域は、18〜59%になっています。しかし免疫学を学んだ医師は、その望ましい値を30%以上としていますし、又30%以上を常に確保するよう指導します。



免疫学を学んだ医師は、まず「疫」を「免」れる、即ち病気にならない体の環境、条件を目標・目的に考えます。
臨床の各科の医師は、病気を治療するのが目的となりますので、リンパ球の数値については、正常域に入っていれば問題なしとし、それ以上踏み込んで望ましいリンパ球の数値について、説明することはありません。

もちろん、リンパ球の数値だけで免疫力が十分か否かは言えません。リンパ球の数値が望ましい30%以上を確保していても、体温が低ければリンパ球の能力は低下してしまいます。
免疫力を確保するには確かに幾つもの条件がありますが、リンパ球の数値は、その中でも最優先される条件です。今でこそ、低体温が免疫力低下を招くという知識・情報は皆様方に十分、知っていただけることになりましたが、そもそも免疫学者が低体温が免疫力を低下させること、そして体温の望ましい目標は36.8℃であると指導し始めたのは、今から20年前のことです。
リンパ球の数値についても、20年後には「疫」を「免」れる上での一般常識として知られることになるかと思いますが、それでは遅すぎます。これからは、是非御自身のリンパ球の数値にご注目ください。

免疫学者の安保徹先生は御自身の著書の中で
「健康な状態で調べると、顆粒球は白血球の60パーセントを占めています。リンパ球は35パーセントを占めています。
リンパ球の割合と病気の関係は大まかにいうと、次のようです。
白血球の中のリンパ球の割合が20〜30パーセントの人はちょっとした病気になりやすく、10〜20パーセントの人は大病し、10パーセントを切った人は1〜2ヶ月のうちに死んでしまうことにもなりかねません。リンパ球が5パーセントを切ってしまったら、たちまち死んでしまいます。それほど免疫力は人間の生きる力とかかわりがあります。
交感神経優位の体調では、
リンパ球は30パーセント以下に減少していきます。これは免疫力が落ちていることを意味しています。

のように書かれています。

もう一人の免疫学者の大家、石原結實先生も御自身の著書の中で
「リンパ球は全白血球の30%以上あれば、ガンは治りやすいと言われていますね。」
のように書かれています。

その他、多勢の免疫学者は望ましいリンパ球の%を30%以上に設定しています。